2009年6月11日 (木)

井筒さん@縄文焼き

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縄文野焼き作家の井筒さんの個展に行ってきました。

 井筒さんの作品は、このブログでも何度かご紹介してますが、個展におじゃまするのは久しぶりでした。今回は「遠野 風の丘」で、6月1日~15日まで開催中です。
 いつも粘土を購入していただいている井筒さんですが、作品を前にゆっくりお話を聞いたのは、久しぶりかもしれないです。
「縄文にこだわる人は多いけど、『この文様は○○期のだとか、この形は○○式だとかいう人が居るけど、私はそういうことよりも、なにに使ったんだろう?とか、そういうことに興味があるの」
「たとえばこの片口型だって、水を注ぐのに使うには浅すぎる。この模様だって、単にスベリ止めだったかも?て思うんだ。だって、縄文人はそんな面倒なことは考えなかったと思うのよ」
 ナルホド、○○式とかって名前は現代の人が考えたことで、縄文の人がなにを思ってこの模様・形にしたのかは、意外と必要に迫られてのことだったかもしれない。そう思うと、縄文が急に身近に感じられるから不思議。

2106izutu2 ところで、ひとつ取り置きをお願いしてしまいました~(^-~)。写真ではうまく色が出なかったのですが、印象的な赤の花器です。
「実は、これは嫁っこさんのところの粘土100%で作ってみたんだ!」
 色もですが、ナイフの彫り跡がススキに見えて、全体的につけられた細かい縄の模様がサザナミの様。
「当たり前だけど、色も焼きムラも偶然の産物だから、『これと同じで小ぶりの』とか言われるけど、同じのは無理だもんネ」
 だからこそ、野焼きは面白いんですよね!

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2009年4月 2日 (木)

遠野の春を彩る展示会

「3人で手作り創作品のハーモニーを奏でることになりました。是非見に来てください」
というお葉書をいただいたので、久しぶりに「遠野 風の丘」に足を向けてみました。
今回の展示は、「縄文野焼き」(井筒さん)、「繭玉人形」(釼吉さん)、「ねんど人形」(井出さん)と、三人三様の手仕事を楽しむことが出来ます。

Idutu 野焼きの井筒さんは、うちの「野焼き粘土」を使っていただいてます。「野焼き」とはいえがイベントのイメージがありますが、ご自宅に常設の野焼き窯を持っている本格派。今までも何度か作品展を見せていただいたり作品も持ってますが、粘土にEM菌を練りこんでいることは知ったのは、今日がはじめてでした~! 次回お会いしたときには、その辺のことをお聞きしなくちゃ~

 案内のお葉書は、井出さんからいただきました。葉書を見たときは、「ねんど人形? もしかしてアレかな?」と心当たりはあったものの、井出さんがそういう作品を作っていることは、今回初めて知りました~(^^) そして、思ったとおりでした! 笹村さんのレジ横の赤カッパ、井出さんの作品だったんですね~!? とにかくカッパたちがカワイイ!! 表情や身体の動きが柔らかくて、見ているこっちまで微笑んでしまいそう~ 小道具や小物たちも丁寧に作られていて、その完成度の高さには感心してしまいました(^0^) Akakappa1Akakappa2  
「今年は、今までより集中して作品作りに打ち込みたい」とか。頑張って下さい! また新たな作品が生まれるのを楽しみにしていますヨ♪

 すみません。釼吉さんの作品の写真を撮るのを忘れてしまいました…。「繭玉人形」といえば、私的には『ざ・伝統工芸』という先入観があるのですが(^^;;、とにかくカラフルで楽しくて、とってもポップ! 繭で出来ていることを忘れそう。でも、繭のカワイイ丸さを上手く生かしているということなのかな?
 一見共通点が無さそうな3人だけど、よく見ると、フォルムの柔らかさが共通しているような。それって、お三方の人柄が出ているのかも知れませんね!

■ 4月1日~15日 9時~17時まで(最終日16時)
  道の駅「風の丘」エントランスホール にて

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2008年12月 2日 (火)

県立美術館のワークショップに乱入!?

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 11月29・30日の2日間、岩手県立美術館にて、東京都内で土を採取して作陶しているという林信弘先生を講師に、「土から知る陶芸 ワークショップ」が開催されました。このワークショップは、常設特別展「加守田章二の陶芸」の関連イベントということもあり、当社の粘土も使用して頂きました。
 実は、この環境にありながら作陶経験が殆ど無いワタクシ。常日頃から『これはヤバイ!』と思っていた事も有り、「土から知る」というテーマにも強くひかれたので、イソイソと参加応募ハガキを出しましたが、応募多数(3倍の難関!)のため敢えなく落選(T_T) それでも、林先生のお話をちょっとでも聞いてみたくて、日曜の朝突然、セミナー会場に顔を出してしまいました(><;; 
 突然の乱入にも関わらず、林先生をはじめ皆様が快く迎えて下さって、とても貴重な濃い時間を過ごす事が出来ました。特に、林先生の出会いは本当に貴重な体験になったと思います。それにしても、もっと早く決断して、先生のお話を最初から聞きたかったナ〜と、今でも悔やまれます〜〜(TT)
 出会いと言えば、大学の先輩との再会もあり現役学生との出会いも有り、陶芸とは全然関係ない所で会っていた人との再会があり、「土が結んでくれる縁」を感じた一日でした。

「どんな土を使うかは陶芸ではアタリマエのことだがナ、加守田さんはナ、土を生かす事を真剣に考えてた人だった。俺たちなら除けてしまう礫も、それを生かして美しく見せる事にこだわったんダ」
とは、さっき鍋をつつきながらのお義父さんの談。そうか、そうなんだよね。林先生も、「粘土を掘る所の横で住めたら、それは幸せなことだ」とおっしゃってたっけ。
 「加守田章二の陶芸」といえば、緻密な彩色や特異なフォルムに目が奪われがちだけど、次に県美に行った時は、その土肌に注目ですね。


■ 常設第3期展示
 2008年10月25日[土]−2009年1月18日[日]

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2008年6月23日 (月)

6月はイベントの季節?

 どういうわけだか、6月になってから友人・知人からイベント&展示会へのお誘いを色々いただいています。すでに終わってしまったものもありますが、まだ間に合うものをご紹介します。(開催順)

「佐藤一枝展〜浸蝕〜 インスタレーションとドローイング」
6月25日(水)〜7月6日(日)
会場◎湯本美術館(花巻市大畑)
時間◎AM10時〜PM5時
※6月30日・7月1日は休館
 岩手大学特美課の彫塑出身で、現在は高校で美術を教えながら精力的に作家活動もしている彼女。もしかして岩手での個展は久しぶり? 会期が2週間だから、行けるかも。

「陶・三彩 金沢英徳/大沼道行/菊池啓二」
6月26日(木)〜6月29日(日)
会場◎南昌荘(盛岡市清水町)
時間◎AM10時〜PM5時(最終日PM4時まで)
入園料◎200円
 紫波町で作陶している金沢さんも特美の出身。同窓会で何度か会ってはいるけれど、作品をちゃんと見た事は無いので、見に行きたいな〜(><)

「鎌田幹子 写真インスタレーション展 徴(しるし)」
7月8日(火)〜7月20日(日)
会場◎TOKI Art Space(東京都・外苑前駅)
時間AM11時30分〜PM7時
※8日から12日まで、段階的に作品制作と会場作成をし、13日以降は常設展示となります。
 あ、今頃気付いた! 今回の3人はみんな特美出身の同じ歳じゃない!?(学年は別)
一昨年の「東和町アート@土沢」にも参加。あの時の、ダンサーとお天道様とのコラボは面白かった。今回は会場に泊まり込み?? 出来れば完成の1日前に行って、テンパってるところを見てみたい(^^)
あ〜〜〜、この機会に東京行こうかしら!? 最近、神奈川県民のなったらしいが、新居も見てみたいしネ

「遊牧民の手仕事 〜シルクロードの風、遠野に到る〜」
6月26日(木)〜6月29日(日)
会場◎オドロカドライヴイン(遠野市青笹)
時間AM11時〜PM6時
※「オドロカドライヴイン開店一周年記念協賛セール」で30〜50%OFF
 アーチコレクションの美濃さんが、遠野まで絨毯コレクションを背負って遠野までやってきます!! 東京都出身で、なぜか岩手に定住してしまった彼は、タイ・チェンマイのインテリアバザール内にお店を持っていたという経歴の持ち主。展示販売される商品の全てが、美濃さん自身がアジアを歩いて収集した逸品ばかり。 そうです、企画は私です(- -;;;; …まだやらなきゃいけないことがいっぱい。間に合うのか???
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2008年5月 8日 (木)

作家もののすり鉢

 前職での後輩(20代!)が結婚すると聞いたのは、昨年末に飲み会での事。自分が結婚した時に沢山の人から祝福をいただいたのが嬉しくて、そのお返しのように、結婚祝いはできるだけ心のこもったものを贈るようにしています。今回はというと、その話を聞いた瞬間に頭に浮かんだ物がありました。それは、先程Kデパートの工芸館で見た「すり鉢」。「片口」のカタチといい刷毛目といいそう思ったら、もうそれしか考えられなくなって、彼女が結婚する前にはお祝いの品が決まってしまったのでした。
 ところがそれが本人の元に届いたのは、なんと今月になってからに。なぜかというと、昨年中にはKデパートを再訪する機会が無く、1月末にやっと行くと店頭に無い! その後も何度か覗いたけどやっぱり無い。
「多分あれは、冗談で作った物だろうから、もう1回入荷することって無いんだろうな…」
そう思って「すり鉢」は諦める事にしたものの、他にコレ!というのが無い。そこでイチカバチカ、店員さんに訊いてみました。すると、
「あ、すり鉢ですね。あれは人気商品なので、4月には入る予定ですから」ということでした。良かった〜〜(^^)
200429suri さてこの「すり鉢」の作者ですが、陸前高田市出身で、野田村で作陶している泉田之也さん。現在42歳というのは、陶芸家としてはまだまだ若手? 以前から、その発想の自由さやフォルムの美しさが好きで、展示会があれば出来るだけ足を運んでいました。そんな泉田さん、実は朝日陶芸展で2度のグランプリ受賞歴があるにもかかわらず、すり鉢なんか、しかもS・M・Lの3種類も作っちゃうカンジが、私のツボにはまってしまったのでした。
 サイズと言えば、今回選んだのはLサイズ。二人暮らしだからSサイズでもいいかな? と思ったのですが、すり鉢を使う時はどっちかが鉢を支えてなきゃネ。そうなると、大きい方が持ちやすいじゃないですか。そうやって、二人でヤマイモをすったり胡麻をすったりして、時には鉢で直接和え物を作って、そのままツツイたりして欲しいと、思ったワケでした。どうか末永くお幸せに(^^)v
 

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2007年3月16日 (金)

経年変化。

190313 ダンナと二人で「肴町48」でモーニングセットをいただいた。このお店はダンナの近頃のお気に入りで、「日替わり弁当LOVE」なのだそう。このお店に限らず、盛岡に泊まった翌朝にモーニングをいただいている時間は、とんでもなく贅沢で幸せな時間。しかもこの日は大雪の翌朝で、お店の小さな中庭がちょっとした雪景に。幸せ度倍増!なのでした。
 サイホンコーヒーが注がれて来たのは、私がヒソカにお気に入りの北杜窯のカップ&ソーサー。気が付けば、コーヒーセットはみんな北杜窯ではないですか。しかも、粉引きの肌の細かい布目にコーヒー色が染みて、いい感じ。
「いい色になってるね」
「うん。いい感じにコーヒー色になってるね」
「これが陶器の良さだよね」
 漆器も南部鉄器も、使い込む程にいい色になっていくことは知っている。磁器や陶器はどうだろう? 白色がくすむのは耐えられない私は、まめに漂白剤に漬けていた。最近まで陶器の経年変化なんて考えた事もなかったけど、先日「薬師窯」にお邪魔した時にも、焼締めの器は年月とともに色艶が変わって来るというお話があった。そういえば、結婚前に2人で買った焼締めのコーヒードリッパーも、いい色になって来ている。「洗剤をつけないで洗って下さい」という忠告通りにしているからなのかな?
 「瓦の経年変化を出す為に、混ぜ葺きにしたり、それっぽい瓦を使う人もいるけれど…」
昨日、ダンナがお客さんと電話で話しているのが聴こえて来た。先方は、『瓦は古くなっても味が出てくるのがいい』とおっしゃってくれたらしい。そう、「経年変化」の美しさは、年月でしか作られないし、その過程を楽しんでこその「経年変化」なのだと私は思う。
 「古さを出す為に、わざと汚して砕いてみたんだ」
 ウチのレンガを階段に使ってくれた、盛岡のある飲食店のオープン時のこと。幸いその店は人気の店になったので、半年もしないうちにその階段はお客様の靴跡で黒くなり、その繁盛ぶりを物語ってくれている。
「だから言ったじゃない〜 ウチの煉瓦はそういう煉瓦だって!」とダンナ。黒光りする階段につけられたキズが、今となっては少々わざとらしく見えるのは、私たちだけかもしれないけどネ!

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2006年11月14日 (火)

薬師窯の展示会情報

P614tubo 何度もブログに登場している薬師窯さんの展示会について詳しい情報が入りましたのでお知らせです。

 菊池和好作陶展
 時:11月23日(木)~26日(日) 10時~17時
 ところ:岩井沢邸(滝沢村葉の木沢山355-2 (巣子ニュータウンとも言います))
 ※岩井沢邸は、「古民家再生」でも話題になった個人宅です地図

6月に穴窯で焼いて、丹精込めて仕上げた作品の数々を是非観ていただきたいものですが、なんせ特異な場所なので、来場者があまり期待できないようです。この記事をご覧になった方々にお願いです。出来ればリンクして下さい(^^;; お願いします~

BN:「薬師窯に火が入る」

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2006年10月 8日 (日)

アート@つちざわ・続報

10日前に友人の手伝いに行った、「アート@土澤」が、昨日10月7日オープンしました。(詳細は、「いわてぐらし。」のトラバ参照) そして今日・明日は、友人・鎌田幹子のインスタレーションがあるのです。以前のブログに書いた竹林(?)が、昨日の嵐でどうなったのか? 「後で作る」と言っていた緑の球は果たして出来ているのか?? どんなダンスなのか??? 期待に胸は踊ります。
 さて、着いてまず竹林を確認。お〜、無事じゃん! よっぽど土を固く入れたんだな。…あれ? 緑の球は? あ、短い竹が増えてる!! 
061008dance 15時の開始時間が近づいて、ぽちぽち人が集まって来ました、が、ちょっと少ない。やっぱメインストリートから離れてるからかな〜? シンプルな衣装を着た、ダンサーの中村公美さんがブドウを片手に登場。なんのBGMも無く、だけどステージが始まったことは彼女の歩き方で判ります。BGMは冷たい風の音。竹と戯れるように、なにかに苦悩するように踊るクミさんの動きに圧倒されています。やがてノイズ系のBGMが始まるやダンスも力強い動きになり、それにシンクロするように、風が強まり廻りの樹々も大きく揺れてきました。
061008dance2 ダンスが徐々に穏やかな動きになり、クミさんがペコリと頭を下げる頃には、不思議に風も止んでいました。それは、今自分はどこにいるのかわからなくなるような、不思議な体験をした25分間でした。 もし明日、土沢に行く予定がある方がこのブログを見てくれたなら、是非、13時と15時からのインスタレーションを体験して欲しいと、切に願うのです。

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2006年10月 2日 (月)

竹が立ちました(^^)

今日は雨。アートなお仕事も今日はお休みですね。そういうわけで、鎌田からメールが届きました。
  「竹が建ちました」昨日の晴天に助けられて、一気に出来たようです。昨日の助っ人はO君だけだったハズ。お疲れ様です~~。
ちなみに私はいろんなところが筋肉痛です(TT)

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鎌田幹子のパフォーマンス「胞」
・インスタレーション 鎌田幹子 
・ダンスパフォーマンス 中村公美
10/8(日)13時、15時
10/9(月)13時、15時(上演時間各20〜30分)
場所:本妙寺隣空き地
***********************
ダンスと竹林のコラボレーションを体験してみて下さい。

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2006年9月30日 (土)

アート@土澤のお手伝い

 東京在住の友人でデザイナーの鎌田幹子が、花巻市東和町で開催中の「アート@つちざわ」に参加するということで、「手伝い人募集中」というメールが入ったのは先週の事。「土曜日なら行けると思うけど、なに手伝うの?」ときくと、「穴堀りをお願いしたい」との返事。…穴堀り??
 会社のスコップと軍手を持って土沢商店街に到着すると、あーやってるやってる! 街中のそこここに、見慣れないアート作品が置かれています。宮守の薬師窯夫婦も、ちょうど作品を設置しているところでした。さて、友人のスペースといえば、土澤駅からちょっと離れた小高い所。盛岡からの参加アーティストのO君と、地元企業のS社長が手伝ってくれていました。
P930ana 掘る穴は13個、竹の束を立てる為だということが判明。自己紹介もそこそこに、4人でもくもくと穴を掘ります。「暑いね〜!」「こんなに身体動かすのは久しぶりかも!」9月の最終日にしては暑い太陽の下で、いくら砂地とはいえすぐに汗だくになってしまいます。
 お昼ご飯は「小桜」で。O君オススメの塩ラーメンは透明のスープが実においしそう! ここで雫石のteardropstoneも合流。萬鉄五郎記念美術館の学芸員・Hさんや大御所(?)アーティストの皆さんもやって来て、お店の中はワイワイと盛り上がっていました。
P930take 午後は人海戦術で一気に穴を掘り上げて、3時の小昼タイムのあとは、いよいよ竹束作りです。でも、竹をどうやって縛るの? と思っていたら、鎌田が携帯電話片手に縛り方の研究中。へー、Googleで調べるられるんだ。でも、面倒くさいからフツーにやろうよ! ということになって、皆で指にマメを作りながら13束作りました。5時近くなると急に風が冷たくなって、沈む夕日と追いかけっこしながらの作業に皆が真剣そのもの。だって、ここは街灯なんかないんですもの。夕日がすっかり沈んだ頃には後片付けも終了して、みんな満足そうな笑顔。完成まではまだ時間がかかりそうだけど、この過程がすでにアートだよね?なんて思ったりしたのでした。

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2006年8月27日 (日)

和みの道具展とアジアの布

以前、ブログにカキコいただいた、タイマグラ在住のchihoさんんからDMが届いたのは先週だったでしょうか。「行きたいな〜」とヒソカニ思い続けていたのですが、念願かなって行って参りました。
「和みの道具展」と名付けられた展示会に出品されているのは、chihoさんの草木染めをはじめ、木桶、とんぼ玉、編組細工、木彫り、陶器など。どれも日常の生活に溶け込んで、ちょっとだけ毎日を楽しくしてくれそうなものばかりです。特に気になったのは奥畑さんの桶。実家のお風呂では木桶を使っていただけに、こっちでも使いたいな〜、という気持ちがムラムラ。お風呂に響く「カッポーーン」という音は、やっぱ木桶ならではですよね。
 秋谷さんの陶器は、粉引好きの私にはたまらないものばかり。特に、蓋付きの小物入れシリーズは、なんともいえないかわいいフォルムに目が釘付けになりました。
 そしてchihoさんとの初顔合わせ! chihoさんは思った通りちょっと声のトーンが高い、元気でかわいい方でした。藍染めのTシャツや暖簾も素敵でしたが、やはり気になったのは5〜6色に染められたストール。まるでDICのカラーチップ(「日本の伝統色」か?)のように並べられると、元来の布好きの血が騒いでくるようです。贈り物用に選んだのは、桜色したサルナシと、ベージュっぽいグレーのビワの葉の2枚。2枚を組み合せて使えるようにと、合う色を探したのですが、不思議な事になんでもOK! 
「草木染めが不思議なのは、色同士がけんかしないんです」とchihoさん。な〜るほど、それってデザイナー的に考えるに、元々の色が同じだからなのかも。
 おしゃべりのせいで閉場時間を30分もオーバーして、後ろ髪引かれながら帰路についたけど、あ〜、もう少しゆっくり見たかった。
ちなみに、明日27日は最終日で16時までです。お近くの方は是非!
 遠野に着くと待っていたのは、アジア布のアーチコレクションさんの移転のお知らせ。店主の美濃さんは東京の出身で、タイで手織り絨毯のお店をしばらくやった後、なぜか岩大の学生になり、東京のお店を閉めて岩手に居着いてしまった不思議な人です。
そこでフッと思った事。桶職人最年少(?)の奥畑さんも、美濃さんも、私と同じ40歳。みんな自分の道を見つけて、その道で精一杯頑張ってる。私ってどうなんだろう? 39歳で道を変えちゃったからな〜

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2006年6月15日 (木)

薬師窯に火が入る

 昨日の夕方の事です。「今日の16時、薬師窯に火が入ったよ」と言いながらダンナが帰って来ました。「見学に行くなら、明日がいいんじゃないか? 週末になると声を掛けるスキなんてなくなるぞ!」
 「薬師窯」というのは、宮守区に窯を持って作陶しているキクチさんのこと。そこの窯は、原始的な登窯である「穴窯」で、火が入るのは年に一度の事とあって、今年こそは見学に行こうと決めていたのでした。
P614kama3_1 その窯は、国道396号と283号を結ぶ道路から山に向かって上っていったところにあります。鳥の声と薪を割る音、わずかに薪が燃える匂いがします。
「今日までは、窯の湿気を飛ばすために火を入れているから、そんなにせわしくないんだ」
P614kama 火が入るまでの15日間は、400〜500個の作品を吟味しながら窯の中に積んで行く作業で、身体が悲鳴を上げたとか。そして明日からは、ひっきりなしに窯に薪をくべる(24時間!!)日が5日間続く予定とか。あ〜、やっぱり今日来て良かった〜
P614kama2「今はガス窯とか電気窯とか手軽にキレイにできる窯があるけど、あえて登窯で焼くのは、最後の仕上げを偶然による奇跡に任せたいからかな?」
ああ、その気持ちはちょっと判ります。いまや写真でさえも、出来上がりが見えるし、仕上がりの調整までできちゃって、ちょっと面白くないなって思っていました。それがその日の湿度と風と、薪の燃え方積み方、器の向きや置き方で「神様の采配」がもらえるとしたら、それは自分の限界を超えた作品と出会えるチャンスかもしれない。
「でも偶然と言っても、そこには綿密な計算と経験がなくちゃダメだよ」
…やっぱそうですよね。
P614tubo 写真は、同じ物でも火の当たり具合でこんなに仕上がりが違うということを説明してくれた時の物。ガラス化した灰の垂れ具合や、酸化・還元を繰り返した結果生まれた色。ありきたりですが、焼物って、深い。
 今回の作品に出会えるのは、11月の滝沢での展示会の予定とか。400個あまりの作品の中に、一つでも「神の手」と出会えますように。
 ところで蛇足ですが、薬師窯さんの作品の一部にはウチの粘土を使用してもらっています。瓦と同じ土で器が出来る。このお茶碗で食べる納豆ご飯が、これまた美味しいんです!

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2005年8月31日 (水)

窯芸学生との出会い。

 …またちょっと間が空いてしまいました(^^;;  ここ1週間は盛岡のアパートを引き払うことに全精力を使っていたので、夜Macに向かう気力がありませんでした。
 さて、先週の土曜日のことです。岩手大学教育学部芸術文化課程の皆さんが来ました。窯芸の非常勤講師Kさん、鋳金のA先生、窯芸の4年生2人と3年生が1人。学生さんは3人とも女の子です。皆さんの来訪のきっかけは、8月上旬に開かれた、とくび会総会での出会いでした。「とくび会」というのは、岩手大学教育学部特設美術科(現在は「芸術文化課程」に名称変更)の同窓会のこと。私は「視覚伝達デザイン」専攻だったのですが、懇親会で工芸担当のA先生とKさんに会い、私の家業を伝えたところ、興味を持ってくれたのでした。
 今回の先生は「鬼職人」(怖くないデス)のジュンちゃん。彼女は創業者・三次郎の最後の弟子で、ただ今新弟子を募集中! というわけで、土をプレス機で抜いて最後は竹べらで仕上げるまでを、学生さんたちにも分かりやすく説明してくれました。その後、原土をブレンドして土レン機で粘土を作る行程を見学。初めて目にする事ばかりで歓声を上げる彼女らの反応は、私たちを喜ばせてくれました。
加守田邸 最後はやはり、「加守田邸」の見学でした。没後20年を数える加守田章二は、我が家にとっては身近な存在でも、もしかしたら既に忘れられかけているのではないか? そんな風に思う事もありました。しかし、この若い彼女らの反応を見て、そんな疑問は吹っ飛んでしまいました! 加守田自身が彫った「加守田」という表札と〒マークに大歓声を上げ、朽ちかけた窯を見つめる若い彼女らが加守田の何に惹かれているのかわからない。けれど、少なくとも今でも加守田氏は、陶芸を志す人にとっては大きな存在なのだということを、気付かせてくれたのでした。
 

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2005年7月16日 (土)

嵐のあとの…

 「昨日が嵐のような日だったね〜」と言いながら、事務所の机を拭いていた7時30分頃。朝イチのお客様がやって来た。またしても3人。益子から来た陶芸家・Kさんでした。昨夜益子を立って、今朝遠野に着いたとか。お疲れさまです〜。Kさんは27年間前まで、加守田さんの弟子として遠野に住んでいた方で、加守田さんの長男・太郎さんの依頼で、目的はやっぱりアトリエでした。現在開催中の加守田章二 回顧展
 昨日に引き続いて、加守田さんの思い出話に花を咲かせる義父母を見ながら、「この家には何物にも代えられない宝物があるんだ」と感じ、それを引き継いでいかなきゃならない自分の責任を、ヒシヒシと感じたのでした。それにしても、まるで窯の火が人を呼び寄せたような、不思議な二日間でした。
0715cafe 夕方から盛岡に出かけ、遠野に戻る前の一服を、中央公民館のバードランド・カフェで過ごしました。静かにJAZZが流れるお店の窓からは、明治初期の建物の瓦屋根が見えます。慌ただしい1週間を締めくくるのにふさわしい、しっとりとした時間を過ごす事ができました。

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2005年7月13日 (水)

水無方藍窯との出会い

 昨日7月12日は、一日盛岡ライフをエンジョイしました。そのひとつは、陶芸にはまっているライター・imoさんの紹介で、愛知県豊明市在住の磁器作家・広瀬さちよさんとの出会いがありました。
 広瀬さんは実は釜石市のご出身。「銀河系岩手大使」を勤めていらっしゃるとか。そのためか「遠野の土」に興味を持っているとかで、個展が開かれている「ギャラリー川徳(7/13終了)」まで、ウチで作っている粘土(10kg!!)をお土産にお持ちしました。正直言って、喜んでいただけるのか不安でしたが、粘土を見たとたん広瀬さんは、「きゃー! 嬉しい!!」と手放しで喜んでもらえました。あ〜、よかった(涙)  
  「青色」と「えび茶色(?)」の独特の発色が印象的。あまり磁器に興味が無かった私も、思わず「欲しい〜」と唸ってしまう作品が数々ありました。
→水無方藍窯HPへ
 そして夜。久しぶりにマ・シェリの面々と飲みに行きました。会場は、大通りの「TRATTOBAR (トラットリア・バール)」。今年に入ってから「お気に入り」に仲間入りしたイタリアンです。 オススメは、「イカと夏野菜のバーニャカウダ和え」「ミニフォンデュ」と生パスタ。でも、昨日はついついワインが進んでしまって、最後パスタまで到達出来なかったのが残念です(涙)
 2・3人でキリモリしている小さいお店ですが、「隠れ家感」満点のスポットです。
 

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